お金の不安が軽くなる、畠中雅子さん著「ラクに楽しくお金を貯めている私の貯金簿」
この本では、ファイナンシャルプランナーだけど家計簿苦手という畠中雅子さんが、これから貯金を増やしたいという人におすすめの「貯金簿」について、教えてくれます。
こんな人におすすめ
「貯金を増やしたい。でも、家計簿は続かない…」
「家計簿をつけているのに、あまり貯金は増えていない…」
「貯金はしているけど、いくら貯めたらいいのかわからない…」
この本を読んでわかること
- 家計簿よりも簡単で、家計の把握と資産の管理ができる「貯金簿」のつけ方
- お金の不安が軽くなる、貯金の考え方
- 住宅、教育、健康、老後などのお金について知っておきたいこと
この本の特徴
- 多くの家庭のお金の問題を見てきた著者ならではの、実践的なアドバイス
- Q&A方式でわかりやすい
この本を読んで参考にしている3つのこと
1.「貯金簿」をつける
貯金簿とは、一定時点での預金や運用商品、住宅ローンなどの資産と負債の残高を書き留めたものです。3ヶ月~半年ごとにつけることで、家計におけるだいたいの貯蓄ペースがわかります。
貯金簿の作り方
①ノートに項目をつくる
資産
- 預金
- 貯蓄性の保険(掛け捨ては対象外)
- 運用商品 など
負債
- 住宅ローン
- その他のローン など
②記入日時点での金額を調べて記入(金額は千円単位または万円単位でOK)
- 預金残高
- 運用商品の時価総額
- 保険の支払額(解約返戻金でも○)
- 負債の残高
③計算して記入
- 資産の合計と増減
- 負債の増減
④貯蓄額や貯蓄ペースの現状を把握し、今後の目標を設定する
- 1年分つけたら、どれくらい貯蓄が増えているか確認する
- 適正貯蓄額の目安としては、年収(手取り)に対して10%増えていれば十分 ※自営業や共働きの場合は15%
2.家計簿はつけなくてもいい
貯金簿で現状確認をしたうえで、目標とする貯蓄額を達成しているのであれば、家計簿は不要と考えます。
「今のままでは貯蓄がたりない」「もっと貯蓄のペースを上げたい」と言う場合は、支出の無駄を見つけるために家計簿をつけるとよい
3.老後資金はいくら貯めればいいのか
貯金簿の増減とねんきん定期便を確認することで、必要な老後資金がわかります。「60歳までに3,000万円」といった先入観は捨てて、その人その人の「貯蓄力」に見合った設計をすることが大事です。
- 貯金簿で貯蓄ペースが把握できれば、5年後・10年後における家計状況を予想しやすくなる
- お金を貯めたいなら、まずは自分の「貯蓄力」を先につかむこと
- 貯蓄力を理解しないままお金を貯めようとしても、上手くいかなかったり長続きしなかったりする可能性がある
- 目標の目安は今の貯蓄額の1~2割増し
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「将来を豊かにするために、今はひたすら我慢」ではなくて「将来もそこそこ豊か、今もそこそこ豊か」が理想
今を楽しむことも大事だし、年を取る前にしかできないこともある
貯金簿をつけるようになってよかったこと
- 家計簿をつけなくても家計全体がわかるようになった
- 貯蓄額がわかると、無駄に不安にならずにすむ
- 今の楽しみにもお金を使えるようになった
- 貯金簿の金額が増えているとうれしい
何か役に立つことがあったらうれしいです。
それではまた(^^)/