電気代高騰に負けないために!木村俊雄さん著「省エネのプロが教える みんなの節電生活」
元東京電力福島第一原発エンジニアの木村俊雄さん。
現在はオフグリッド生活を送りながら、エネルギー問題への考察を積み重ねているそうです。
ちなみに、「オフグリッド」とは、電力会社の送電網(グリッド)につながっていない状態、あるいは電力会社に頼らずとも電力を自給自足している状態のこと。
この本では、そんな著者が「電気代高騰に負けない節電術」を教えてくれます。
こんな人におすすめ
「電気代高騰が心配…」
「節電したいけど、何から手をつけたらいいの?」
「節電はやったことあるけど、挫折してしまった…」
この本を読んでわかること
- 電気の無駄遣いや効率の悪い使い方を改善できる
- 節電のための具体的な方法がわかる
- 節電のモチベーションを保つ方法がわかる
この本を読んで参考になった3つのこと
1.電気には電気にしかできないことをお願いする
「火力発電では、化石燃料を燃焼させた熱エネルギーを利用して発電する。このときに、廃熱ロスが60%、送電ロスが5%発生するので、有効エネルギーは35%。つまり、65%ものエネルギーロスという犠牲を払って電気は生産されている」と著者。
それに比べて、ガスはそのまま利用できるため、エネルギーロスはほとんど発生しないという。
ガスが使えるものはガスを使うことで、節電になり省エネにもつながる。
電気にお願いしていいこと・よくないこと
いいこと
- 照明
- 液晶テレビ
- パソコン
- スマホ
よくないこと
- 電気ポット
- オーブントースター
- IHクッキングヒーター
「電気を熱に変える電化製品は、消費電力が大きい」そう。
2.節電術いろいろ
- 普段の洗濯を「お急ぎモード」にする
汚れがひどい場合は別だが、ホコリや汗程度の汚れであれば、短縮メニューでも十分きれいに仕上がる
- 電気を熱にもどさない
湯沸かしは「やかん」、保温は「魔法瓶」を使う
加熱調理は「直火」でする
温め直しは、蒸し器を使う
3.節電のモチベーションを保ち続けるコツ
- 「電気ご使用量のお知らせ」を保管する
消費電力量や電気料金という目に見える数値で、節電の効果を実感することができる
- 「ワットチェッカー」を活用する
ワットチェッカーとは、電化製品の消費電力がわかる機械
節電をゲーム感覚で楽しめる
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「電気には電気にしかできないことをお願いする」
目からウロコでした…
野菜をゆでるのに電子レンジを使ったり、湯沸かしに電気ケトルを使ったりすることが省エネ、節約になると思っていました。
ガスでできることはガスを使っていこうと思います!
ただし、コーヒーのお湯を沸かすときの電気ケトルや、温め直しの電子レンジはやめられそうにありませんが…(´д`)
できることからコツコツと。無理は続きませんからね。
役に立つことがあったらうれしいです。
それではまた(^^)/